給湯器から何かにおいを感じたことはありませんか。
特にガスのにおいがしたときは、どうしたらいいのか対処に困る方もいるでしょう。
なぜガスのにおいがするのか、原因を理解しておけば落ち着いて対応ができます。
この記事では、ガス以外にも給湯器からする5種類の臭いの原因と解消法について解説します。
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給湯器からする5種類のにおいと原因
お湯を使用しているときに給湯器からにおいがする場合は、何らかの原因があると考えられます。
そのまま使い続けた場合、重大な事故につながる恐れがあるため大変危険です。
まずは、どのような原因があるのか、におい別にみていきましょう。
原因➀|ガスのにおい
給湯器からガスのにおいがするときには、主に3つの原因があります。
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ガス漏れ
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給湯器の不完全燃焼
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プロパンガスの残量不足
それぞれについて解説していきます。
1.ガス漏れ
ガス漏れの原因はガス配管の損傷、接続部のパッキン劣化、接続ホース損傷などが考えられます。
ガス漏れの場合は、給湯器を使用していなくてもガスのにおいがします。
これは経年劣化によるもので、ガス配管の修理や接続ホースを交換する必要があります。
ガス漏れは引火や爆発の危険性が高いため非常に危険です。
2.給湯器の不完全燃焼
2つ目の原因は、給湯器の不完全燃焼です。
不完全燃焼は、吸気や排気が正常に行われていなかったり給湯器内部で水漏れしていたりする場合に起こります。
正常に燃焼しているときには青い炎ですが、不完全燃焼を起こしているときは赤やオレンジ色の炎になっています。
不完全燃焼は一酸化炭素中毒になる危険性があります。
3.プロパンガスの残量不足
3つ目の原因は、プロパンガスの残量不足です。
プロパンガスに着いているにおいは通常プロパンガスと一緒に燃焼するため感じませんが、ガスの残量が減るとプロパンガスの量よりも容器内での濃度が濃くなり、においを感じやすくなります。
ガス漏れや不完全燃焼と区別がつきにくいため、自己判断はしないようにしましょう。
原因②|焦げたにおい
給湯器から焦げたにおいがする場合は、給湯内の燃焼部分にたまってしまったホコリなどが誤発火している可能性があります。
使用を続けると不完全燃焼を起こしたり、爆発を起こしたりする危険性があります。
原因③|生くさいにおい
給湯器から生くさいにおいがする場合は、給湯器内部にたまった水が腐食している可能性があります。
長期間使用していなかった際に生臭さを感じるケースがありますが、通常使用していれば水は循環しているため、生くさいにおいは感じません。
原因④|酸っぱいにおい
給湯器から酸っぱいにおいを感じた場合は、給湯器内部のゴムの劣化や金属が腐食している可能性があります。
ガス漏れにつながる危険があるため、すぐに使用を中止しましょう。
原因⑤|ニンニクのようなにおい
給湯器からニンニクのようなにおいを感じた場合は、ガス漏れを起こしている可能性があります。
本来ガスは無臭ですが、ガス漏れを検知するために着臭剤によってにおいをつけてあります。
地域や個人によって感じるにおいが違いますが、ニンニクのようなにおいがした場合は、使用を中止しましょう。
給湯器からガスのにおいがするときの解消法
ガスのにおいを感じたときには、自身に危険が迫っていると思ってください。
ガスによる危険と言えば、引火による火災や爆発事故です。
ガスによる事故をおこさないために、ガスのにおいを感じたときにどう解消したらよいのか解説します。
解消法①|給湯器のガス栓を閉め窓を開ける
まずはガスのにおいの元を絶たなくてはいけません。
給湯器を使用している場合は、直ちに使用を中止し給湯器のガス栓を閉めてください。
また、他のガス機器を使用してしまうと引火の恐れがあるため、ガスコンロなどのガス栓も閉めておきましょう。
ガス栓を閉めたら、窓を2ヶ所以上開けて換気を行いましょう。
解消法②|ガスの元栓を閉める
室内のガス栓を閉めたら、ガスの元栓を閉めましょう。
ガスの元栓は都市ガスの場合はガスメーター付近にあり、プロパンガスの場合はガスボンベ付近にあり、レバーを横にすると閉まります。
解消法③|ガス会社や業者に点検を依頼する
ガス栓を閉め換気が終わったら、ガス会社や修理業者に点検修理の依頼をしましょう。
基本的に給湯器やガス漏れの修理は、ご自身で直せるものではありません。
ガス漏れは大変危険で、火災や爆発を起こしかねません。
ガスのにおいがするときには契約しているガス会社へ、その他のにおいがする場合は修理業者に点検依頼するようにしてください。
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ガスのにおいがするときに絶対にやってはいけない行動
ガス漏れは人体に及ぼす影響だけでなく、大きな事故を引き起こす原因にもなります。
プロパンガスは空気よりも重いため、気がつかず危険な行動をしてしまう可能性もあります。
少しでもガスのにおいを感じた場合には、次の事項に気を付けましょう。
1.火気の使用
当たり前のことですが、ガスのにおいがする状態で火気の使用はしないでください。
ガス漏れしている箇所への引火、ガスが溜まっている場合には爆発の危険性があります。
ガス機器、煙草やライターの使用は絶対にしないでください。
2.換気扇、扇風機などの使用
ガスのにおいを除去するために、窓を開けて換気扇や扇風機を使用した方が効率的ですが、絶対に使用しないでください。
電源を入れた際、少しでも火花が出たら引火してしまう危険があります。
コンセントに電源コードを差し込む行為も控えてください。
換気を行う際には、1ケ所でもいいので窓を開けるようにしましょう。
その他給湯器がにおう場合の解消法
給湯機がにおう場合、給排気口が物でふさがれていたり、枯葉やゴミ、鳥の巣でふさがれていたりしていないか確認してみましょう。
ふさがれていた場合は取り除き、念のため状況を契約ガス会社や修理業者に報告し相談しましょう。
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給湯器からのにおいの解消は業者に点検依頼
給湯器からにおいがするときには、すぐに使用を中止し契約ガス会社か修理業者に点検依頼するようにしましょう。
自分で原因を見つけようとして給湯器の使用を続けてしまうと、一酸化炭素中毒や火災、最悪の場合はガス爆発を起こす危険性があります。
給湯器の部品交換などにかかる修理相場は1万円〜5万円程度で、交換になると10万円〜40万円前後になるでしょう。
給湯器は10年程度が交換の目安になっています。
早いものでは7年くらいで故障してしまうものもあるため、長く使用しているならば交換も視野に入れておきましょう。
費用がかかるからといって、そのまま使い続けるのは危険です。
安心、安全に使用するためにも、すぐに業者に点検依頼をしてください。
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